マットは中性紙のブックタイプが最も理想的と言われているようです。理由は、ブックタイプだと保存が楽というのもあるのではないでしょうか。中性でないと、経年劣化で紙に酸の影響で焼けをおこしたりするようです。IKEAのマットは中性紙なので、その点はサイズさえあえばおおむねOKでしょうか。
写真 ・・パーマセル(中性のテープ)でマットに止める。マットをオーダーすれば、だいたいパーマセルで貼ってくれると思います。(少なくとも世界堂はそうでした)
キャンバス以外の紙に描かれた絵画・・パーマセルは避ける。和紙を裂いた短冊のようなものを使い、ヒンジのように水溶性の糊でマットに留める。パーマセルは粘着力が強いので、絵画には向かないと思います。
時々展示の入れ替えをして、マットの換気をする。保存は額から出して、立てないで寝かした状態で。欲を言えば、ベニアは酸性が強いので、額の蓋は、ベニアじゃないものがよいみたいです。(ベニアからはアクがでるので、木工のときもアク止めを塗ったりしますね、保存に適した材木ではないのでしょうね。)
ある時、小さいフレームを色々飾ったら面白いなと思って、下の写真のような展示コーナーを作ってみました。見えないですが、実はこれ、不要なスイッチカバーを隠す目的もあります。
私がよく買うIKEAの額は、RIBBAとSÖNDRUMなのですが、RIBBAは多分、コルクで枠ができていて、色や木目のついたテープで周りを巻いてあるものが多いと思うので、ヤスリをかけると大変なことになります。。そのまま水性塗料で色を塗ったほうがいいかもしれないです。私は油性のスプレーでも再塗装してみましたがそれでも大丈夫でした。
上の写真は、SÖNDRUMです。色は買った時と同じです。マットは多分オーダーしたような気がします。SÖNDRUMは白色しかないので、下の写真のようにカスタマイズしました。
黒の水性塗料で塗装、一部をゴールドのアクリルで塗装、マットは黒でオーダーし、マットの断面をゴールドで塗りました。なかなか元のSÖNDRUMとは違った表情の額になったかと思います。このカスタマイズは個人的にとても気に入っており、幾つかこのパターンの額を飾っています。