2010年2月3日水曜日

入院準備〜これから入院する人へ


今回、久々にオペなるものを受けまして、入院してました。で、入院準備のためにネットでいくつか情報収集していったんですけど、私なりに入院時の持ち物準備について、書いてみます。

因に、この入院準備メモは、{1週間程度の入院、全身麻酔、臓器系オペ}のケースです。

入院金額/保険に関して


1.限度額認定証
「限度額認定証」というのがあります。これは保険で戻ってくる分のお金を、あらかじめ支払わなくてもいいようにするための仕組みです。自分の加入している健康保険に連絡をとれば証書が支給されますが、気をつけたいのが「認定証が有効になる日と無効になる日」があることです。私の場合、健保とのやりとりで手違いがあり、翌月頭から有効になるように設定されていて、結局認定証を持っていながらにして使えないという失敗をしました。

2.保険関係手続き
退院する前までに、保険会社から申請書を取り寄せておく事をおすすめします。なぜなら、主治医のサイン入り診断書が必要な場合があるからです。退院してしまってから私はとりよせて失敗しました。

持ち物編
1.パジャマ
パジャマは、昔からある、前開きのやわらか素材のパジャマ(子供向けとかでよくありそうな素材のものです)がおすすめです。前開きなら、ユニクロのルームウェアでもいいんじゃない?と思って、それも持っていったんですが、それは使いませんでした。(というか使いたい気分にはなれなかった)術後は、傷口に何かが触れる感じがいやで、この昔風のやわらか素材のパジャマが体に心地よかったです。買って行って本当によかったと思いました。病棟はエアコン夜もきいてるし、ルームウェアだと暑いかも。入院を機に、この昔ながらの柔らかパジャマに開眼、愛用してます。

この昔風のやわらかパジャマ、どこに売ってるの?と思ったんですが、AMO'S STYLEで売っているトリンプのものがそれっぽい感じです。意外に綿100%ではなく、ポリエステルも入っています。

写真は、子供のころ愛用していたパジャマの生地。母がたまたまリサイク手芸に使っていたのを見つけたので、写真にとってみました。

2.S字フック
これはネットで便利さを知り、実際に持参し便利だったものです。収納台にかけて、携帯の充電器などをひっかけておきました。

3.保温可のマグカップ/紙コップ

保温可のマグカップは持参しましたが、使いませんでした。私の入院した病院では、お茶は1人1人のコップにあらかじめ入っていたので。むしろ、紙コップを持って行ったんですが、それがよかったです。歯磨き、うがいに使い、退院時に捨てて帰れます。

4.ボックスティッシュ
これは必須でした。オペにもよるでしょうが、あるとよいですね。特に全身麻酔する人は、痰を出さないといけないし。

5.ハンガー
病室に1人1本ありました。が、それはコートをかけるのに使っちゃったんで、余分に持って行って正解でした。フック(ハンガーの首?)が左右に回るタイプのものが便利かも(またはクリーニングハンガーなら首を自分で簡単に曲げられますよね)。私は、入院時に着てきたカーデガンをかけるのに1本、タオルを1本(病室は乾燥してるように思ったので、濡らしてかけておきました)かけるのに使いました。

6.ドライヤー
備品として病院にあるのか聞けなかったので一応持って行きましたが、贈呈品なるドライヤーがおいてありました。ドライヤーはオペによっては入浴不可のケースはいらないでしょうが、私の場合はオペ前に入浴させてもらえたので入り用でした。ま、これも病院によるでしょうね。

7.耳栓

これは持って行って成功だったような、そうでないような、微妙なかんじです。相部屋の場合、やはり、うなされる患者さんが実際にいるし、私の場合、隣はおまるをエリア内に置いていて、そこで用を足さねばならない方が入院されていたので、あってよかったかなとも思ったんですが、耳栓して寝る習慣がなかったので、結局夜半にとっちゃって、あとは使いませんでした。

8.基礎化粧品
これは小分けにして持って行きました。病室は乾燥しているので、リップクリームは必須でした。

9.時計
持って行かなかったんですが、卓上に置ける小さな時計があったらよかったかな〜、と思いました。病室には時計がなくて、今何時なのか知るのに困ったので。

全身麻酔に関して思った事

肺活量が少ない人、喫煙により喉が腫れている人は、全身麻酔の時、不利なようです。全身麻酔は、「自分の意思では呼吸ができない状態」ですので、口の中に管を通し、人工的に呼吸させられるので、肺活量が少ない人や、喉に炎症があると、痰が気道に入ってしまい、肺気腫を引き起こしたり、重篤な病状になったりすることがあるそうです。なので、呼吸器の訓練はまじめにやったほうがいいかと思います。術後もやるようにと説明書には書いてありましたが、肺活量が回復するまでの数日間でいいみたいです。

あと、付け爪やマニュキュアは「なぜしてはいけないのか」を説明するべきではないかと思いました(私の行った病院では説明がありませんでした)。付け爪は邪魔になるからというのはすぐ推理できますが、マニュキュアはクリアなど、薄付きならいいんじゃない?と思う人もいるかもしれません。多分爪の色の変化で麻酔の進行具合とかを見たり、指に心音?を測定する機械が一晩中ついていましたので、そういう関係でダメなのだと思いますが。。

全身麻酔というのは、「目が覚めたら手術終わってるし、楽なもんだよ」と言われますが、そんな甘い物ではなく、実際はかなり危険な事だと思いました。なので、呼吸訓練や、オペ前の体調管理といった準備はきちんとしないといけないと思います。発作がおき、急患でオペ&全身麻酔の場合は、こういった準備が全くない状態でオペに突入するので、本当に危険だなとも思いました。急患でERに運ばれる前に、手術することにしてよかったなと思っています。

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手術/入院というのは、精神的に不安になることだと思います。

事実、これは友人の話ですが、相部屋で常に看護婦さんに激しい文句を言う患者さんがいたそうなのですが、その方が部屋を移動したとたん、下がらなかった血圧が下がった、という話があります。それだけ簡単に環境は人間に影響を与えてしまうものなのだと思いました。なので、できるだけ病院内で快適にすごせるように準備していったほうがよいと思いました。

また、身内の方の手助けを期待できない場合、自分で全てやらなくてはならない場合などは尚更です。入院時だけではなく、退院後の療養時に心のケアができる環境を自分で整えるようにできると、回復も早くなると思いました。

また、最近は短期入院で済むケースが多いようですが、退院後、日常に急に戻って体調を壊すことがないように、特に精神面でご家族の方が気をつけてあげられるとよいかなと思いました。