2009年10月19日月曜日

伊藤若冲、動植綵絵の風呂敷

伊藤若冲の風呂敷
先日訪れた東京国立博物館。ここのミュージアムショップが、個人的にかなり気に入っています。ミュージアムショップオリジナルの手ぬぐいやマグネットやクリアファイルが充実しているんです。もちろん、日本画中心ですが、他では入手できないような手ぬぐいがあってついつい足をとめてしまいます。

さて、「皇室の名宝」を鑑賞したあと、ショップで目に留まったのは、伊藤若冲、動植綵絵の第一作と推定されている「芍薬群蝶図」の風呂敷でした。他に別柄の風呂敷もありましたが、私は動植綵絵の中でも、画面が動植で埋め尽くされてすぎていない、「芍薬群蝶図」が特に好きでクリアファイルも購入してしまいました。というわけで、レーヨン100%なのが残念ですが、(しかも6800円!)ご購入と相成りました。

風呂敷、私は旅行の際に、洋服を入れるためによく使います。ところが、風呂敷は、頂き物ばかりで、実は自分で買った事がなかったんです。自分の好きな風呂敷が一つくらいあってもいいと思って、購入してみました。

下の写真は図柄のアップです。なかなか豪華です。
伊藤若冲の風呂敷
風呂敷から話はそれますが、伊藤若冲、私の記憶によると、中学の美術の教科書に鶏の作品が一つだけ掲載されていたと思いますが、授業の中ではスルーされていたと思います。大学の東洋美術の講義でも、私の行っていた学校では、(一応美術系ですが)伊藤若冲はほとんど話題に出てこなかったですね。今から十数年前の話なので、今は再評価を受けて変わってきたのかもしれませんが、私の習った先生はとりあえず、オーソドックスに円山応挙礼賛!で、どうも日本画に興味が持てなかった記憶があります。もう少し、奇想の系譜系の作家を取りあげてくれていたら、違った視点が持てたのに、と思うと残念です。(習う先生にもよると思いますが。。)ま、今では歳のせいか、円山応挙も好きなんで、別にいいんですがね。と、ちょっと回想というかぼやきでした(笑)